【新入社員研修】51期生 4日目「ISO9001」「安全衛生管理と運行管理」「運送業とコンプライアンス」「考える力」「PDCAサイクル」

新入社員研修4日目4月4日 

ISOについて

講師はネストの現場改善でもお世話になっている有限会社パートナー 越智健剛先生です。
ネストは、ISO9001を取得しています。 ISO9001とは品質マネジメントに関する国際規格です。日本だけでなく世界各国で多くの組織が利用しています。この導入は、品質の保証を守り、お客様を満足させるだけでなく、働き手の業務効率の改善や組織力の強化も得ることができます。 具体的にはPDCAサイクルのマネジメントサイクルを確立し、絶え間なく回すことで目標を達成していきます。
ネストでは社員が複数の班に分かれて「5S活動」というものを定期的に行なっています。これも品質マネジメントの一部です。(5S:整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)

 

安全衛生管理と運行管理 

講師は先輩社員の椿さんです。ネストのような自動車運送事業者はドライバーや社会の安全を守る義務があります。
例えばドライバーが勤務前夜のお酒が残った状態で翌日運転すると、それは飲酒運転になります。飲酒運転で事故を起こすと、ドライバーはもちろんその周りの社会の安全な暮らしも壊してしまいます。これは全ての事故でもいえることです。
そのようにならないために、運行管理者は安全運行に必要なドライバーの勤務時間を管理、明確にしなければなりません。運行管理者になるためには「運行管理者試験」を合格する必要があり、試験を受けて合格された先輩方が、2017年11月号の社内報に紹介されています

運送業とコンプライアンス 

講師は先輩社員の池田部長です。コンプライアンスとは、企業が法律や法令を守ることです。 運送業における労働問題が近年話題になっており、新入社員もなんとなく「コンプライアンス」という言葉は聞いたことがあるようでした。
ニュースでも取り上げられているように、2017年度「コンプライアンス違反」が一因の倒産は約200件ほどあります。しかも3年ぶりに前年度を上回っています。
会社に属するということは、一人一人が徹底して、コンプライアンスを守ることが重要です。誰かがコンプライアンスを破ると個人ではなく、会社が処罰されてしまいます。 コンプライスは道徳と同じで、自分で判断して、正しいこと守るべきことを守ることが大切です。 

 

ビジネス基礎能力「考える力」「PDCAサイクル」

講師は広島国際学院大学 情報文化学部 現代社会学科 竹元 雅彦 教授です。

初日から複数の先輩社員、講師の先生から PDCAサイクルの大切さについて学びましたが、改めて竹元先生の講義でPDCAサイクルがなぜ大切なのか。そして、PDCAサイクルを確実に使いこなせる人財になるための講義を受けました。

グループワークでは「仕事をするために必要なことは何か?」について、心構えや能力など自分自身が身につけるべきものについて考えました。企業人として生きていくためには、成果を生み出すために自ら考え、行動できる人になる必要があります。そのためには「PDCAサイクルを確実にこなせる人材になる」「考える習慣を身につける」「自己責任の大切さ」 などが必要です。

コミュニケーション能力を具体的に考える

異なる言語で会話をすると相手の言いたいことや伝えたいことが正しく伝わりませんが、同じ日本人同士、同じ言語同士でも言葉が抽象的なためにコミュニケーションエラーがおこるということがあります。コミュニケーション能力とは、相手の言いたいことを的確に掴み取る能力(聴く力・読む力)や、自分の言いたいことを的確に伝える能力(話す力・書く力)の全てが重要です。そしてビジネスにおいて本当に大切なことは「相手の言いたいことを的確に掴み取る能力」です。

竹元先生の講義の最後に、コミュニケーションゲームを2グループに分かれて行いました。ゲームでは、配られたカードに書かれている内容を各々が読み上げます。読み手は、相手に理解してもらうために、カードに書いてある情報をそのまま伝えるのではなく、そこから相手にわかりやすいように結論を理論的に伝える必要があります。これが本当に難しい!!カードに書かれている内容を理解し「つまり〜〜」という形で相手に伝えなくてはならないため、新入社員全員悪戦苦闘していました。